クリスマス時期に作るお菓子などを紹介しています。
オーストリアでは、クリスマスと言えばクッキー!なんです。毎年アドヴェント(クリスマスの4週間前からクリスマスまでの期間)になると、いろんな種類のクッキーを焼いたり、トリュフを作ったりします。この大きなお皿に載っているのが、定番のクッキー。下に、個別の名称などを書いておきます。適切な日本語が無くて、ヘンな名称になっている場合があります。
リンツクッキー
赤スグリジャムバージョンと、杏ジャムバージョン
星形を重ねたクッキー
バニラの三日月クッキー
これを焼かなきゃ始まらない!というくらい、アドヴェントには絶対に焼くクッキーです。手前の2つは定番のもので、後ろの2つは芥子の実バージョンです。
雪の結晶クッキー
トリュフ(ラム酒漬けのドライフルーツをホワイトチョコでまとめ、ココナツを周りに付けたもの)
トリュフ(ガナッシュをマジパンで包み、ココアを周りに付けたもの)
オレンジトリュフ(ガナッシュとオレンジピールとオレンジリキュールを混ぜて丸めた周りに粉砕チョコレートを付けたもの)
砕いて空焼きしたアーモンドをオレンジリキュールとホワイトチョコでまとめたもの
モミの木クッキー(抹茶)
他には、いつもこんなクッキーを焼いています。
チョコレートマカロン
ココナッツクッキー
アーモンドマカロン
ホワイトチョコのクッキー
とは言え、ケーキを焼かないわけでもありません。中欧ですのでシュトーレンが定番ですが、ここでは、シュトーレン以外の、アドヴェントに作られることが多いケーキなどを紹介します。
Punschtürmchen 1 ラム酒が効いたケーキ。作るのに凄く時間がかかりますが、とってもおいしい!
Punschtürmchen 2 このような断面になっています。
Punschtürmchen 3 スポンジ生地を薄く焼いたものを丸形で抜き、そこにジャムを塗り、その上にバター・アーモンドプードル(皮付き)・ラム酒などを混ぜたものを載せ、チョコレートコーティングします。
くるみのケーキ
くるみのケーキ
くるみを砕いたものが入った生地を焼き、くるみのクリームを間に挟み・周りに塗ったケーキです。
ドライフルーツのラム酒漬けを使った焼き菓子
10月末になると、5~6種類のドライフルーツのラム酒漬けを作ります。数日に一回混ぜて寝かせておき、12月半ばくらいから使います。アイスクリームにかけたり、お菓子の生地に混ぜて焼いたりします。これは、ドライフルーツのラム酒漬けにココナッツなどを混ぜたものをタルト地に流して焼いたお菓子です。
ドライフルーツのラム酒漬けを入れたパウンドケーキ
クリスマスの食事 オーストリアではクリスマスにお魚を食べるのが定番。一番多いのが鱈のフライです。
シュテファーニーブラーテン 12月26日は聖シュテファンの祝日で、この日にはシュテファーニーブラーテンという料理を食べます。キュウリのピクルス・ゆで卵・フランクフルトを入れたミートローフで、切ると断面が面白いです。手前にあるのはジャガイモのピューレ。